統合失調症

約100人に1人がかかると言われれる心の病気

私たちは喜びや怒り、悲しみ、楽しみといった感情を持っており、常に何かを考えています。こうした感情や思考は、脳内の精神機能のネットワークを使って行われています。統合失調症は、そのネットワークがうまく働かなくなり、考えや気持ちがまとまらなくなる状態が続く精神疾患で、その原因は脳の機能にあると考えられています。 有病率は人口の約1%で、約100人に1人がかかるといわれており、決して特殊な病気ではありません。有病率1%とは、喘息と同じぐらい割合になります。

発病しやすいのは思春期から30歳までで、統合失調症の人の70〜80%を占めます。平均の発症年齢は男性が27歳、女性が30歳で、男性のほうが多少発症年齢が低い傾向があります。女性では、40〜45歳に2度目の発症の小さなピークがあり、この時期の発病は男性の2倍となっています。

症状は3つに分けられる

統合失調症の症状は「陽性症状」「陰性症状」「認知機能障害」の3つに分けることができます。

「陽性症状」

あるはずもないものが見えたり、聞こえたりする

<幻覚>現実にないものをあるように感じる
<妄想>現実にはあり得ないことを信じ込む
<自我意識の障害>誰かに支配されていると感じる
<思考の障害>まとまりのない会話や行動になる
<行動の異常>極度に興奮したり、奇妙な行動をとる

「陰性症状」

感情表現が乏しくなったり、自発的に何かをやろうとする意欲がなくなる

<感情の平板化>喜怒哀楽の表現が乏しくなる
<意欲の低下>意欲や気力が低下する
<思考の低下>会話の量が減り、空虚な内容になる
<対人コミュニケーションの支障>人との関わりが減り、自閉的になる

「認知機能障害」

記憶力の低下や注意力の低下等、日常生活に困難をもたらす

<選択的注意の低下>情報や刺激を選択して注意を向けることができない
<比較照合の低下>過去の記憶と比較して判断できない
<概念形成の低下>物事をグループに分けて概念化できない

まずは専門医に相談を

「受診したらすぐ入院」というイメージを持たれている方がいるかもしれませんが、必ずしも入院治療が必要とは限りません。何より患者様が悩んでいる場合は、そのことをご家族様が本当に心配しているとご本人に伝えて、受診を勧めてみましょう。

統合失調症は一日も早く治療を開始したほうが回復が早く、症状も軽くてすみます。まずは専門医に相談しましょう。

こころの教室(統合失調症心理教育)

こころの教室とは、統合失調症の患者様を対象に「自ら病気と向き合っていけるようになる」ことを目標に行っている治療グループです。

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統合失調症について、薬物療法について、ストレスの対処法などの知識の提供を行い、病気を理解し治療意欲を高める心理的サポートを行っています。患者様同士で自らの体験を語り、他の人の体験を聞くことにも重点を置いているため、1クール5名前後のグループで実施しています。グループでミーティングを行う事で、症状や服薬に対しての想い、日常のストレス等の様々な悩みも多く聞かれ、自分自身を客観的に認識する経験ができます。統合失調症は焦らずゆっくり付き合っていくことが大切です。一緒に回復に向けて歩いて行きましょう。

対象となる方

  • 統合失調症との診断を受けており、当院に通院中あるいは入院中の方。ご本人様が病名の告知を受けている方に限定させて頂いております。
  • 主治医より参加の許可があった方
  • その他、参加する上で支障のない方

開催日

火曜日と木曜日

※都合により、日時を変更する場合があります。
※1クールにつき、全7回の開催となります。

原則クール初日からの参加とさせていただいております。

内容

統合失調症についての講義およびグループミーティング

参加申し込み

事前の申し込みが必要です。参加を希望される方は診察の際に主治医にご相談ください。病院スタッフにお声掛けをいただいても結構です。主治医とご相談いただいたのち、こころの教室の担当スタッフが詳しくご説明いたします。

参加定員

1クールにつき、5名前後となります。定員になり次第、募集を締め切らせて頂きますので、ご了承ください。

費用

医療保険が対応になります。治療状態、制度のご利用状況により費用が異なりますので、詳しくはスタッフにお尋ねください。

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